ソニーコンピュータエンタテインメントより発売されるプレイステーション5向けの次世代VRシステムの正式名称が「PlayStation VR2」、新しいVRコントローラーの正式名称が「PlayStation VR2 Senseコントローラー」になることが発表された。
「PlayStation VR2」の特徴としては、高精細なビジュアル、新しいセンサー機能、トラッキング性能の進化、ケーブル1本でPS5に接続できる点などが挙げられている。
また、PlayStation VR2向けにGuerrilla(ゲリラ)とFirespriteが手掛ける「Horizon Call of the Mountain」が発売されることが発表されている。
『■ 精細な映像表現
PlayStation VR2は4K HDRディスプレイ、110度の視野角、フォービエイテッド・レンダリング(プレイヤーの中心視野ほど高解像度に、そして視野の外側にいくに従い低解像度で描画する手法)により、高品質な映像体験をお届けします。また、有機ELディスプレイを採用しており、片目あたり2000×2040の解像度と、90/120Hzの滑らかなフレームレートを実現しています。
■ ヘッドセットによるコントローラーのトラッキング
PlayStation VR2ではインサイド・アウト・トラッキングを採用し、VRヘッドセットに搭載したカメラを通じて、プレイヤーとコントローラーをトラッキングします。本体以外のカメラを必要とすることなく、プレイヤーの動きや向いている方向がゲーム内に反映されます。
■ 新しいセンシング機能
PlayStation VR2 Senseテクノロジーは、視線トラッキング、ヘッドセットフィードバック、3Dオーディオ、そして革新的なPlayStation VR2 Senseコントローラーを組み合わせることで、驚くほど深い没入感を生み出します。ヘッドセットフィードバックは、プレイヤーがゲーム内のアクションから受ける感覚を増幅させる新たな機能です。これは、ヘッドセットに内蔵したひとつのモーターの振動によって触覚要素を加えるもので、たとえば、緊迫した場面でのキャラクターの脈拍の上昇や、キャラクターの頭の近くを物体が通過する際の衝撃、キャラクターがスピードを上げて進む際の車両の推進力など、プレイヤーはゲームの世界を一層リアルに感じることができます。さらに、この新たな没入感に、PS5に搭載したTempest 3Dオーディオ技術が加わることで、プレイヤーの周囲の音を活き活きと再現します。
■ 視線トラッキング
視線トラッキング機能によって、PlayStation VR2がプレイヤーの目の動きを検知し、特定の方向を見ただけで、ゲームキャラクターを操作することもできます。プレイヤーとゲームキャラクターとのインタラクションがより自然に、かつ直感的なものになることで、感情の高まりや表情の豊かさなど、ゲームにおけるリアリズムを新たなレベルに引き上げます。』
(PlayStation.Blogより)
「PlayStation VR2」は発売日、価格ともに未定。
(下野)
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