東京ゲームショウ2009 基調講演2部「グローバル時代におけるトップメーカーの戦略と展望」全内容Part12

■日経BP社 浅見直樹

辻本さんは携帯をどうご覧になっていますか。

■カプコン 辻本春弘

非常に僕は有望だと思っています。

やはり北上さんがおっしゃったように一人一台持ち運べるということは大きいと思います。

今回僕はシルバーウィークで子どもたち家族と遊んでいてですね、友達家族と遊んでいるとですね、みんな持っているわけですよね、DSやPSP。

でですね、集まっていろいろやっています。

そうしますとですね、たとえば以前娘がやっていたゲームが友達がやっていると友達はさらにそれから進化しているわけであって、こういう遊びができますよ、これ面白いですよ、という話をすると、家に帰ってまたやるんですよね。

一番重要なことは、家庭でやっても家庭でやったことが口コミで広がりますけど、携帯機の場合はリアルで見せます。こう遊ぶんだよ。

だから先ほど申し上げたように、「モンスターハンター」がいかに広がったかというのは、もってきてこうやって遊ぶんですよ、わからなかったらこうやるんですよ、要は教えるわけですね。

これいかにユーザーコミュニティーに広がりが持てるか。口コミほど安くて有効的なものはないわけですよね。

こういうことを使うことによって、携帯というのはさらにビジネスチャンスが広がると、そういうことを考えて先から言っているとおりゲーム開発をしなければいけない。

コンソールとポータブルというのはゲームの作り方自身も変えていかなければならないと、いう風に考えますけど。

■日経BP社 浅見直樹

じゃあ、「モンスターハンター for iPhone」なんてのもありうるんですかね。

■カプコン 辻本春弘

えーっと、それは、キャンセル、パスパス。また大きな問題になってしまいますから。首になるかも。

Part13に続く

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