ゲームメーカーのアトラスが携帯向け情報配信起点にシステム開発やコンテンツ事業展開をしているインデックスホールディングスの傘下に加わることが明らかになった。
インデックスホールディングスはタカラトミーが保有するアトラス株式を取得、アトラスはインデックスホールディングスの傘下に加わることになる。
株式取得の理由としてインデックスホールディングスは次のように述べている。(インデックスホールディングスオフィシャルサイトより)
『インデックスHDは、2006年6月1日よりグループ全社の事業シナジーを実現するべく持株会社体制に移行し、同年9月1日より新体制のもとで新たな事業年度を迎えました。その中で、モバイル事業・エンタテイメント事業・コマース&出版事業・海外事業の4つの事業ユニットを包含し、「グローバル№1のインタラクティブ・メディア・カンパニーの実現」という新時代の企業グループへの脱皮に向けた全体戦略を描き、新たな価値創造に向けて事業展開を加速しております。
中でもエンタテイメント事業ユニットには、日活株式会社、株式会社マッドハウスなど、世界有数のオリジナルコンテンツを有する企業が位置しております。当社は、こうしたコンテンツを自社で保有することにより、それらを独自のプラットフォームで多様な形態でグローバルに配信することが可能となることから、優良なコンテンツ資産の積極的拡充を図っております。
一方アトラスは、タカラトミーの連結子会社として家庭用ゲーム関連事業・業務用ゲーム関連事業・アミューズメント施設関連事業等を展開しております。特に同社は、ゲームやアミューズメント等の分野において優良なオリジナルコンテンツを創造する強みを有しており、その強みをいっそう明確化するべく「エンタメ事業創造~エンタメ商社を目指して~」を標榜する中期経営計画を推進中です。
当社は、アトラスのこうした強みと、当社グループが推進する事業戦略、保有する経営資産を相互に活用することで、大きなシナジーが期待できると考えております。具体的には、今後の当社の事業戦略の柱の一つである「モバイルVODの展開」を中心に、アトラスの保有する優良コンテンツをグローバルに配信することにより、世界の顧客にエンタテイメントを提供することができるとともに、アトラスとしてもこれまでにない多様な事業機会を享受することができると考えております。
なお、アトラスの株式はJASDAQ市場に上場されておりますが、本件株式取得後もアトラスの上場を維持する方針です。』
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