任天堂は新型ゲーム機「レボリューション(Revolution)」を発表した。この名称は開発コードネームであり、現時点での正式名称ではない模様。発売時期は2006年を予定。
「レボリューション(Revolution)」の主な特徴は下記の通り。(任天堂オフィシャルサイトより)
■クールな外観
新しい機体は最高の質感とスマートでコンパクトなデザインを誇示、そのサイズは通常のDVDケース三枚を積み重ねた程度にあたる。E3の期間中、様々なカラーの試作品が展示された。機体にはシルバーのスタンドが付属し、縦置きでも横置きでもプレイ可能なこのマシンは、他のマルチメディア機器の中に溶け込み、芸術的な装いを与えることになるだろう。
■下位互換性
この新しい据置機で、現行のニンテンドーゲームキューブ用ソフトの全てをプレイすることができる。しかしそれだけではない。
■秘密兵器
この据置機はまた、ゲームファンを喜ばせて来た20年の歴史へのアクセスを、ダウンロードを通じて実現する。ニンテンドウ64やスーパーファミコンのゲームばかりだけでなく、ファミコンのゲームでさえも遊ぶことが可能になる。
■簡単な拡張性
SDメモリーカードスロットが装備されており、プレイヤーは内蔵フラッシュメモリを拡張することが可能になる。
■一つのスロットに二つのディスク規格
トレイは採用せず、革新的なセルフ・ローディング方式のスロットが、新型機用ソフトを格納する12cm光ディスクと、ゲームキューブのディスクの両方を取り込むことが可能になった。本体に収まる小さなアタッチメントを用いることで、映画や他のDVDコンテンツを楽しむ選択肢もある。
■スペック
レボリューションは512メガバイトの内部フラッシュメモリ、ワイヤレスコントローラ、二つのUSB2.0ポート、内蔵Wi-Fiアクセス機能を備えている。世界中の任天堂プレイヤー達が集まって、快適で気持ちの良い環境の下で勝負を競うことも可能だ。レボリューションの技術的な核心部である二つのチップ、IBMと共同で開発された”ブロードウェイ”というコードネームのプロセッサーチップ、およびATIの”ハリウッド”というコードネームのグラフィックチップにより、今まで実現不可能だった領域のゲーム体験を実現する。
■スター勢揃い
マリオ、ゼルダ、スマッシュブラザーズ、ドンキーコング、それにメトロイドといった世界で最も豪華なスター集団に、数多くの任天堂独自の新キャラクターフランチャイズが登場。
■ワイヤレスの自由
数多くのWi-Fi対応ソフトがハードの発売に向け開発中で、任天堂が新たに発表したワイヤレスゲームサービスである「ニンテンドー Wi-Fi
コネクション」を採用することになる。任天堂のゲームプレイヤーによる世界規模のネットワークは、快適で気持ちの良い環境の中で勝負を競うことを可能にする。
■デザインの自由
ダイナミックな開発アーキテクチャーによって、多額の予算を投じる知名度の高い『大作』の製作も、偉大なアイデアのみを武器とする独立系開発者が発案するインディーゲームの製作も、同様に快適に行われる。
「レボリューション(Revolution)」に対する発言は下記の通り。(任天堂オフィシャルサイトより)
■任天堂社長 岩田聡
下位互換性と『バーチャル・コンソール』という概念により、スタイリッシュでコンパクトなボディーが最大限のゲーミングパワーを提供します。それはテレビゲームの定義を拡張することで家庭内娯楽を新たな次元に誘うだけではありません。レボリューションによって人々は偉大なるゲームの歴史にアクセスすることが可能になるのです。
■米国任天堂 販売・マーケティング担当上級副社長レジー・フィザメイ
私達は幅広い観客に向けてゲームの扉を開きます。カジュアルにゲームを楽しむ人から、ワイヤレスな対戦相手からエンドレスに送られてくる敵軍を打ち負かすスリルのために生きている熱狂的なゲームファンまで、全てがその対象です。
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