【特集】「人気オリジナル同人ソフト『月姫』製作者に聞く」part2 |
●「月姫」を制作したサークル「TYPE-MOON」とは!?
今回は「月姫」を制作したサークル「TYPE-MOON」そのものについて質問と、そのご回答を掲載。今後の予定も聞いているので、サークルを知っている人も要チェック。この質問への回答は主催の武内崇さんが行っております。
Q1.設立のきっかけと理由、そのスケジュールなどはどのような感じだったのでしょうか。
A1.あんまりカッコイイ理由じゃないんですよ(笑)たぶん、他のサークルのみなさんと同じだと思うですが、「自分たちが遊びたいゲームを作りたい」とか「好きなものを作って、認められたい」という類のものですね、設立の理由にあたるものは。そして作りたいときに、ちょうど作れるメンバーが揃ったという流れで、設立に至ります。
Q2.「月姫」だけのサークルとしてTYPE-MOONを立ち上げたそうですが、なぜ新たに作ってまで「月姫」なのでしょうか。
A2.まず、「月姫という企画」ありき、でした。他のインタヴューでもこのあたりのことは敢えて詳しく答えていないのですが(笑)いろいろな不満や野心が自分たちを突き動かしていたのは確かだと思います。まずは、シナリオの奈須の文章を読んでもらうことを第一に考え、その結果「18禁ヴィジュアルノベル」というジャンルを選択しました。サークルの結成は、気持ち的に今までの活動から一新したかったというのもあります。
Q3.「月姫」制作当初のスタッフ構成と、現在のスタッフ構成をできれば各担当の内容と共にお願いいたします。
A3.製作当初から現在にいたるまで、基本的にスタッフ構成は変化ないですね。
原画、グラフィック全般・総指揮:武内崇
シナリオ・ゲーム構成 :奈須きのこ
システム・スクリプト :清兵衛
サウンド・サウンドエフェクト :Kate
その他、月姫製作後、
HP・その他色々 :OKSG
あとは、歌月十夜では
イベントCG彩色 :こやまひろかず
という構成です。
Q4.WINDOWS系ゲームを制作しているメーカーには比較的少人数で新たに会社を立ち上げるところも多いですが、TYPE-MOONを企業化するといったことを考えたことはあるでしょうか。
A4.考えたことはあります。ですが、ソフトメーカーとして企業することは、あるとしてもまだ先の事だと思います。
Q5.これだけの人気があると、他のメーカーからの制作依頼などもありそうかと思いますが、実際引き合いはあったのでしょうか。
A5.あったような、なかったような(笑)よく尋ねられる質問なのですが、やはり皆さん、そういうのは気になるものなのでしょうか?(笑)
Q6.間近に迫っているコミックマーケット61の予定などを決まっている範囲でお願いします。
A6.イベント参加については、今年いっぱい、インターバルを取らせて頂きます。ただ、コミケ61は、奈須と自分の個人サークル「竹箒」で参加を予定しております。
Q7.今後のTYPE-MOONとしての展開はどのようなことを予定されているのでしょうか。
A7.とりあえず、目玉は渡辺製作所さんと、共同開発の月姫格闘「メルティ・ブラッド」でしょうか。同時に新作の製作も行っていこうと思っておりますので、ご期待ください。また、まだはっきりしたことをお答えできる段階ではないのですが、とりあえず、水面下でいくつか面白い企画が動いております。今後も同人ソフトサークルとして頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。
(つづく)
<TYPE-MOON>
http://www.typemoon.com/ |
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