ドリームキャスト用ソフト「セガガガ」のゲーム中に登場する一部表記に対し、一部団体のクレームにより、一時販売中止することが決定した。
今回の発端は、ゲーム中に登場する“アダルトチルドレン”という登場キャラクターに対し、アダルトチルドレン協会・アルコール薬物問題全国市民協会・アディクション問題を考える会の3団体より、誤った使われ方をしているとの指摘をされたことによる。
このため、登場するキャラクター“アダルトチルドレン”の名称を変更するほか、現在行われている通信販売での販売を一時中止し、また、5月17日より一般販売店での販売も延期することが決定した。
今後は、改訂版が出来次第通信販売を行うほか、一般販売も5月31日より実施されることになる。
本来“アダルトチルドレン(アダルトチャイルド)”とは、アルコール依存症の親を持つ子供が大人になった人であり、現在では拡大解釈され、仕事・ギャンブル・薬物等に依存している親を持つ子供が大人になったことも意味する。これらの親を持つ家庭で育った子供は、親の問題・行動を見て、または体感して育つため、さまざまな問題を後々まで引きずることになる。
なお、セガの開発者は、単に“大人気ない”という性格的特長を誇張表現させたキャラクターとして登場させたとしている。 |