ナムコとバンダイが共同開発する「機動戦士ガンダム(仮)」の概要が明らかになった。
ゲーム内容はスケール感、躍動感あふれるモビルスーツが、緻密に描かれたステージで活躍し、大量の新作アニメカットとともに、一年戦争(「機動戦士ガンダム」テレビシリーズと映画三部作)そのものが体感できるアクションゲーム。「地上戦」、「宇宙戦」など様々なバリエーションのミッションで再現、設定に従い緻密に構築されたマップ上で、ダイナミックなモーションで表現されたモビルスーツを操っての戦闘が楽しめる。またミッションの間には全編新規描き起こしのデモパートを用意、一年戦争のストーリーをなぞりつつのプレイが楽しめる。
このプロジェクト「PROJECT
PEGASUS(プロジェクトペガサス)」とは、バンダイのキャラクターマーチャンダイジングのノウハウと、ナムコの開発技術力を組み合わせた「機動戦士ガンダム」のゲームソフト共同開発プロジェクト。プロジェクト名につけられたPEGASUSには、“空を駆ける天馬のように素晴らしいゲームソフトを開発したい”、“ガンダムの一年戦争に登場する『ペガサス級戦艦ホワイトベース』で様々な年齢や立場の人々が乗り合わせ協力したように両社のノウハウを集結しよう”など様々な意味合いが込められている。バンダイの20年以上にわたる「機動戦士ガンダム」シリーズのマーチャンダイジングで培った、作品の世界観を生かす開発ノウハウと、ナムコがこれまでのゲーム制作で培った地形描画やモーションなどの最先端技術との相乗効果により、リアリティあふれる“ガンダム一年戦争”を体感することができるゲーム作りを行いう。
両社では2005年発売予定の第1弾ゲームソフトの販売本数を100万本としている。第2弾の有無等に関しては不明。
また、バンダイ・ナムコ両社のコメントは下記の通り。
■バンダイ 常務取締役 鵜之澤伸
『最初にナムコさんからお話いただいた時に、この企画内容が全て実現できたら素晴らしいソフトになるとは感じましたが、ナムコさんの技術力はさすがに素晴らしく、本当にすべてが実現し、ガンダムの1年戦争を完全再現できるゲームソフトになりそうです。バンダイは20年以上ガンダムの商品に携わっているだけに逆に固定概念ができている部分もあります。今回のように外の方と組むことで“そういうガンダムの見方があったか”と、我々の開発スタッフも非常に刺激を受け開発することができました。クオリティ、ゲームの面白さとも世界に通用するレベルのものになると思いますので、ご期待ください。』
■ナムコ 常務執行役員 原口洋一
『フライトシューティングゲーム「エースコンバット」の地形描画技術、格闘アクションゲーム「ソウルキャリバー」、「鉄拳」のモーション技術など、ナムコの有する開発ノウハウとバンダイさんのキャラクターマーチャンダイジングノウハウとを合わせることで、今までにない面白いゲームができるに違いない!そうバンダイさんに話をさせていただいたことから、このプロジェクトは始まりました。あれから約2年。開発が進むにつれ、あの時の構想がようやく形になりつつあります。また、その相乗効果は予想以上で、原作の世界観とゲームならではの体感性が融合した非常に面白いものが生まれる手ごたえを感じております。ガンダムの持つ魅力を最大限に皆様に楽しんで頂けるよう鋭意開発しておりますので、どうぞご期待ください。』 |